『高等教育と人材育成の日英比較』 ―企業インタビューから見る採用・育成と大学教育の関係―(労働政策研究報告書 No.38)

http://www.jil.go.jp/institute/reports/2005/038.html
概要は以下の通り。

日英 20 社へのインタビュー調査などを通じて見えてきた仮説として、(1)英国では重層的な新規学卒労働市場が存在する、(2)英国の大学では就職だけでなく、「キャリア」に対する支援がコンセプトとなっているが、日本の大学教育の現場では、目先の環境と直後の就職にしか目が向いていないのが大勢となっている、(3)日欧大学生の高等教育から職業への移行プロセスを考えると、いくつかの点で日欧が共通した方向へと歩み寄ってきている、などの点を指摘しています。

目次はこんな内容。

第1章 研究の課題と方法
第2章 大卒初期キャリア研究における日英比較の有効性
第3章 大卒採用の仕組みと大学教育の職業的レリバンス
第4章 英国における大卒者の初期キャリア管理とコンピテンシー
第5章 大企業における大卒初期キャリア管理の基本と異文化適応
第6章 医薬系・化学系企業における大卒者採用と初期キャリア
第7章 在英日系製造業における大卒人材育成の特質
第8章 英国における大卒者の移行支援
第9章 日英比較から見えてくる大卒初期キャリア形成のかたち

どれもこれもそそられる。あとできちんと読みたいので、まずは忘れないようにメモとして記録。