日本の労働生産性、OECD加盟国30カ国中19位(社会経済生産性本部)

概要を要約すると

  • 2003年の日本の労働生産性(就業者1人当たりの付加価値)は56,608ドル(787万円/購買力平価換算)で昨年(2002年/54ね750ドル)より3.4%向上したが、OECD経済協力開発機構)加盟30カ国中19位(2002年19位)、主要先進7カ国の中で最も低い。ちなみに第一位はルクセンブルグ(82,680ドル)第二位は米国(78,828ドル)。
  • 製造業の生産性水準は主要先進7カ国中、米国に次いで2位。(30カ国では第一位アイルランド、第二位米国、第三位ルクセンブルグ)
  • 中国の労働生産性は8,660ドルで日本の15%の水準。ただし、90年代以降の中国の労働生産性上昇率は年率平均7.1%と極めて高く、上昇率で見ると72カ国中3位。(日本の上昇率はは2003年年率平均1.5%)

労働生産性の測定は購買力平価で評価したドル換算GDPを就業者で除している。2003年の購買力平価OECD,世界銀行共に1ドル=139円。
#製造業は強い、つまりその他の産業(農業、サービス業等)が労働生産性が低いということなのだろうか。