労働政策フォーラム「副業はこれから拡大するか?−企業と働く人にとっての意味」

開催日時:2006年1月31日(火) 14:00〜17:00

多様な働き方の一つとして、最近、いわゆる本業以外の副業を持つことに関心が集まっています。
その背景には、収入減の埋め合わせや、自分の知識や経験を本業以外でも活かしたいというような働く側のニーズと、休日・夜間営業のビジネス拡大等により副業の機会が広がっていることが挙げられます。一方、社内情報管理などから、社員の兼業を公式に認めている会社はまだ少なく、規制する企業が増える傾向にあります。
本フォーラムでは、労働政策研究・研修機構( JILPT )が昨年実施した実態調査を踏まえ、副業問題の背景と現状、労使の認識、労働法上の諸問題について理解を深め、今後の課題と展望を議論します。

はあ、副業ですか。何だか今一つピンと来なくてすいません。
パネルディスカッションのメンバーを見てみる。

パネルディスカッション「副業はこれから拡大するか?」
パネリスト
但田 潔 NEC MCシステム企画本部 人事統括マネージャー
大久保 幸夫 リクルート ワークス研究所 所長
島田 陽一 早稲田大学法学部 教授
小倉 一哉 JILPT 副主任研究員
コーディネーター
佐藤 博樹 東京大学社会科学研究所 教授

どんな議論が出てくるのか、メンバー構成からは私には読み解けません。そもそも本業にもつけない人たちと副業を持つ人たちとの格差拡大ってどうなんでしょう。イベントそのものを否定するつもりはありませんが、単純に「副業」という切り口から何を見ようとしているのかがよくわからないだけです。

消費を支える「はたらく精神の力」

いつも愛読している辰巳渚の「ニュースのツボ」、今回の「消費の意味」はいつにも増して目ウロコだった。

なんのために働くか。物やサービスを買うためだ。物やサービスは何のために必要なのか。よりよい人生のため、豊かな人生のため、がいままでの答えだったが、いまはそこに万人共通の答えがない。そこに自分なりの答えを見つけられない層が「下流」となり、「絶望」する。労働の再生産のための物やサービス、と考えられない層が、「フリーターでその日暮らしでもいいや」と考え、社会的な存在として自分を位置づけられない未熟な層が「自分らしければいいや」とコンビニで食事を買いカジュアルな安い衣料で満足する。

消費とは労働と対になる精神の力であるからこそ、現状の「下流」層がいる、と言えばピンときていただけるだろうか。

働くことに「自己実現」などというごたくをくっつけなくても「働きたい」「仕事するのって楽しい」と積極的に思える精神の力を持った人は、消費にも「人並み」とか「ステイタス」とかのごたくがなくても「買いたいな」「好きなものを買えるのって楽しい」と積極性をもてる。くどくど考え始めると、働くことにも消費にもたいした意味はないことがわかるけれども、やってみれば楽しいことでもあるわけで、「やってみれば楽しい」というだけの価値で私たちは人生をなんとか生き切っていくしかない。つまりは、私たちが問われているのは、なまじ考える力よりも、ともかく行動していく力であり、必要がなくてもなにかをしたいと思える力なのだと私は思うのである。

労働と対になる消費をしない人たちは「下流」となり、そうでない人たちが「中流」「上流」と意識する、ということ。それは「精神の力」であり、今の公教育システム、ひいては社会システムがその「精神の力」を維持させない何かを持っているところに問題があるのかもしれない。

参考書籍「カウンセリングプロセスハンドブック」

カウンセリングプロセスハンドブック

カウンセリングプロセスハンドブック

この手の書籍は数多く出版されているが、MBTIを使ったカウンセリングプロセスについて日本語で書かれているのは珍しいと思い、ピックアップ。
とは言え高い(\6,400!)ので、該当部分を読んだだけ。マーケットプレイスで中古で買うか・・・。

「Luck Is No Accident: Making the Most of Happenstance in Your Life and Career」の日本語訳ようやく発売

その幸運は偶然ではないんです!

その幸運は偶然ではないんです!

6月に来日したクランボルツ博士の著書の訳書。翻訳は慶應CRLの花田教授他。昨日届いたのでこれから読みます。

news clip 20051125

一カ月近く放置状態で申し訳ありませんでした。
とにかく何か書いておかないとこのままフェードアウトしてしまいそうなので、クリップしておいたニュースタイトルとURLを貼り付けておきます。

●「メンタルヘルスケアに関する調査」労働政策研究・研修機構(JILPT)
http://www.jil.go.jp/press/documents/20051125.pdf
#休職者の5割が課長直前の「若年層後期」とのこと。また8割の企業で過去5年間メンタルヘルス不全者が増加。65%の企業が業績への影響を認識。

●ビジネス・レーバー・トレンド11月号「職業選択に悩む若者へのメッセージ−進路追跡調査35年の軌跡から」
http://www.jil.go.jp/kokunai/blt/bn/2005-11/
#記事に「若者の人間力を高める国民会議が「国民宣言」を採択―アクションプランもバージョンアップ」とあるけど、だーかーら、「若者の人間力」のせいなのか、と小一時間(ry

●「テレワーク推進フォーラム」設置/産・学・官で構成
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051027_3.html

●職員によるテレワークの試行を拡大/総務省
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/051027_2.html

セミナー「21世紀の公私年金政策の指針」/国際年金比較研究所
http://www.jtuc-rengo.or.jp/new/info/20051122semi.html

国際年金比較研究所(IPRI)は11月22日に都内で国際年金セミナー「21世紀の公私年金政策の指針」を開く(連合など後援)。全米退職者連盟(AARP)のJ・ターナー氏が「米国公的年金改革の最新動向」、前ISSA(国際社会保障協会)国際調査局長のW・マックギリブレイ氏が「被用者年金一元化の重要性」をテーマに講演するほか、討論会も予定している。

●労働問題ブリーフィング『人口減少社会における労働政策の課題−平成17年度版労働経済白書の解説』
開催日時:11月24日(木)15:00〜17:00
http://www.jil.go.jp/event/ko_forum/info/051124.htm

ポータルサイト「キャリア情報ナビ」がオープン/厚労省
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/h1101-1.html
http://hrd.mhlw.go.jp/

●「パラサイト世帯」が33.4%/03年、ニッセイ基礎研調査
http://www.nli-research.co.jp/doc/press051026.pdf


日本人材派遣協会
http://www.jassa.jp/information/detail.php?mode=detail&id=124
講演会「厚生労働省ニート、フリーターの若者就労支援を考える」
(主催:社団法人日本生産技能労務協会)のご案内。

●フリーター支援に「仕事の学校」開設 パソナ
http://www.asahi.com/job/news/TKY200510290267.html

●脱ニート、ブログ一役 山形大助教授、シンポで報告
http://www.asahi.com/job/news/TKY200510290257.html

ニッセイ基礎研究所
http://www.nli-research.co.jp/doc/syo0510g.pdf 
中高年男性の仕事とメンタルヘルスの構造(PDF)

●All About[大学生のキャリアプラン]
http://allabout.co.jp/career/collegegradcareer/closeup/CU20051030A/index.htm
「就職活動に力を与えるブログとSNS!」掲載。

13歳のハローワーク公式サイト「この人に聞きたい!」藤原和博
http://www.13hw..com/interview/interview02/02_01.html

第4章 「仕事」をみるための視点(1) 〜見える価値、見えない価値〜
第5章 「仕事」をみるための視点(2) 〜何と何の間で仕事をしていくか〜
第6章 成熟社会の情報処理力と情報編集力

●セカンドステージ/団塊世代のための定年準備講座〜どうなる私の年金<その1> 社会保険事務所で聞いてみた
http://nikkeibp.jp/style/secondstage/jinsei/teinen_051101.html

●「決断によって、キャリアは育つ」 橘・フクシマ・咲江が語る仕事―4
青い鳥症候群では、と自問せよ
http://www.asahijobplatz.com/column/?id=139

テンプスタッフ保育所運営に参入
http://bizcareer.nikkei.co.jp/contents/news/news.asp?i=2005110107412n0

●ひきこもり青年の就労を支援 NPOが「ワーキング京都」始める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000028-kyt-l26

JTB、OB社員をスポットで活用・団塊退職に備え
http://bizplus.nikkei.co.jp/news/index.cfm?i=2005110407999b1

ニート支援:福祉情報会社、NPOがサイト開設 /北海道
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20051103k0000m040166000c.html

●シンポジウム「地域と民間の活力が生み出すキャリア教育」/経済産業省
http://www.career-edu.jp/symposium/index.html

経済産業省は12月5日、東京・六本木ヒルズでシンポジウム「地域と民間の活力が生み出すキャリア教育について」を開催する。全国に25のモデル地域を選定し、産業界と教育界が一体となって「地域に根ざしたキャリア教育」を推進する「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」について、事例紹介や講演、パネルディスカッションを行う。