あの人とこんな話(asahi.com)

大人は学んだことを若い人に伝えているのか。」(株)メディア22世紀 代表取締役・天野賢さんのインタビュー。

 天野さんは、自分が今日まで体験し、実行し、そして学んできたことを若い人に届く言葉にする努力を怠らない。例えば20歳で迷っている人に、50歳を過ぎた大人が教えられる確かな事柄があるはずだ。確実にそれを伝えているか、と。

 「フリーターという存在を非難する発言をする前に、先輩の職業人として話せる真実がある。あるいは人生の先輩として、親として伝えたいと思うんですよ」

 一番最初に伝えたいことは、あなたの生命は有限であり、今のこの一瞬の時間こそが人生なのだという事実。

 「だから自分のことをしっかりと考えつつ、少しスピードも上げていこう。死はいつも隣り合わせにある。今を生きずにいていいのかと声を上げたいのですね」

こういうことを自分の言葉で伝えていくことが、玄田さんの言う「大人が子供に伝えること」なのだと思う。かっこよくなくていい、自分が心から思うことならば。