うつ病の早期発見のために

IT Proで始まった連載「ITエンジニア必須のうつ病予防と治療の知識」の第1回は「うつ病の増加は,IT業界から始まった」(要無料登録)。
IT業界はうつ病のリスクを高めるストレスフルな環境である、と前置きした後、早期発見のためのポイントをこのように書いている。

うつ病は心の病気だから,精神的な症状ばかりがでると思われるかもしれませんが,自覚症状として最初に気づくのは体の不調です。「睡眠障害」「疲労・倦怠感」「食欲不振」「頭痛・頭重感」「めまい」「性欲減退」「便秘・下痢」「体重減少」「肩こり」「背部痛」など,ハードな仕事をこなしている人なら,ごく日常的に感じるものばかりですが,これらの症状はうつ病患者の8〜9割にみられます(図1)。このようにうつ病の患者は憂うつな気分や不安など精神的な症状に気づかず,頭痛,肩こりなど体の不調を訴えがちです。

心の病気だから心の不調として自覚するとは限らない、むしろ体の不調を感じる人が多いということ。私の友人にも心臓の痛みとして自覚していたものが実はパニック障害だったというケースがあった。