「いのちの電話」によるフリーダイヤル電話相談(本日まで)/厚生労働省
通常は相談者負担の通話料金が平成17年12月1日(木)0:00〜12月7日(水)24:00まで無料とのこと。
フリーダイヤル電話番号は下記の通り。
0120−738−556(こころ)
「心理援助の専門職として働くために-臨床心理士・カウンセラー・PSWの実践テキスト (臨床心理学レクチャー)」
米国大学院で臨床心理学のテキストに使われている本。姉妹編は「心理援助の専門職になるために-臨床心理士・カウンセラー・PSWを目指す人の基本テキスト (臨床心理学レクチャー)」。
心理援助の専門職として働くために-臨床心理士・カウンセラー・PSWの実践テキスト (臨床心理学レクチャー)
- 作者: マリアン・コーリィ,ジェラルド・コーリィ,下山晴彦
- 出版社/メーカー: 金剛出版
- 発売日: 2004/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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また、Ericksonの心理学的発達理論をベースにHamachekが概念化した自己概念並びに自我発達の程度の評価指標は、トランジション対応に有益な視点を与えてくれる。
さらに有益なのは援助専門職自身のストレスやバーンアウトに注目しセルフケアへの助言も行われているところ。援助専門職の多くは自分自身が困った時に他社に援助を求めることができないという弱点を持っているという。(「傷ついた癒し主」というメタファーが使われていたのが印象的)そして、そのような援助専門職自身がストレスと積極的に対決する「攻略型ストレス対処法」としてこのような項目を挙げている。
- 自己モニターをする(自分の反応を継続的に記録)
- 具体的な活用資源を考える
- ストレスに過敏に反応しないようにする(リラクゼーションの習得)
- 問題解決法を身につける(原因特定→具体的現実的目標設定→手順の考察→解決法の評価、順位付け、階層化→イメージ→行動→「失敗や落とし穴はつきもの」そしてうまく行った時は素直に自分をほめる)
- 認知の変容を試みる(思考パターンの中のirrational belief<非現実的信念>の検証→現実的な考えに近づける)
そして、「バーンアウトを避けて新鮮な気持ちで心理援助の仕事ができるようにするためのヒント」として次のようなことが書かれている。
- 毎日、少しずつ運動をする。
- 睡眠を充分に取り、健康な食生活を心掛ける。
- 趣味のために時間を使う。(スポーツ、音楽、読書、買い物、ドライブ、旅行など)
- 友人家族と外出して楽しい時間を持つ。ハイキング、買い物など。
- 「No」を言うことを練習する。時間がない時は仕事を引き受けないようにする。
- 時間のマネージメントをして、自分のための時間をつくる。休暇もスケジュールの中に入れる。
- 自宅に仕事をもっていかずに仕事は職場で終えるようにする。
- 上手くいった時などに、自分に褒美を与える。
姉妹編と共通して自己理解を深めるための視点が一貫して持たれ、他人に関わる人間は何より自分を知らないといけないことを痛感させられる。タイトル通りの実践テキスト。
20〜30代の正社員は75%が「仕事に無気力感」、44%が潜在的転職志願者(nikkeibp.jp:2005/12/05)
3年前と比べ、「あまり成長した実感がない」という回答者が42.5%に達し、「成長した実感がある」の38.7%を上回った。また、現在の仕事に社会的使命感を「感じない」もしくは「どちらかといえば感じない」という人が31.7%を占め、「感じる」もしくは「どちらかと言えば感じる」の 29.5%より多かった。
今後の就業意向について尋ねると、「定年まで勤めたい」は17.9%に過ぎず、「あと10年以上は勤めたい」(9.9%)と合わせても長期定着意向は3割に満たなかった。一方、「機会があればすぐにでも転職や独立をしたい」(18.7%)、「3年以内に転職や独立をしたい」(13.0%)、「あと5年ぐらい勤めたい」(12.3%)を合計した潜在的な転職志願者は44.0%。
やりがいについて尋ねると、首位は「報酬の高い仕事」で 29.0%を占めた。しかし、「自分だけにしかできない仕事」(22.0%)、「新しいスキルやノウハウが身につく仕事」(21.8%)、「自分の実績として誇れる仕事」(21.5%)など、“自分らしさ”の表現や、スキルおよび実績の形成も重視していることが分かった。
いや、これって20代〜30代だけの傾向ではないと思うんだけど。他の年代にアンケート取ってないみたいなので、比較できないし。まあ転職志願の数は40代以上になると減りそうだとは思うが。こうやって「無気力な若者」像を安易に作っていくのは、どうかと。
ナンシーの前にナンシーなし、ナンシーの後にもナンシーなし(早口言葉ではありません)
ザ・ベリー・ベスト・オブ「ナンシー関の小耳にはさもう」100 (朝日文庫)
- 作者: ナンシー関
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2003/06
- メディア: 文庫
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「変化に強いキャリアとは、自ら変化を仕掛けていくくらいがちょうどいい」
自分戦略を考えるヒント(25)変化に強いキャリアを築くコツ(@IT自分戦略研究所)
要約すると
・変化は外からの変化と内からの変化がある。
・「1つの専門領域だけを深掘りする」とか「転職のたびに必ず職位と年収をアップさせる」などの単線型のキャリア設計は必ずしも変化に強くはない
・「先を読む」とは「自分なりにできるだけ先を読み、自分をどうやって社会に生かしていくかを考える」こと。「流行しそうな技術を予測して、そこに賭けろ」ということではない。
・偶然を活かす、むしろ積極的に偶然を仕掛けていく(このあたりは「その幸運は偶然ではないんです!」のHappenstance理論をベースに語っている)。まずはWeak Tiesを広げることから。
・いわゆる「自分探し」ばかりでなく、実際に少しずつでも行動してみる。
最後に変化に関する格言をこのように紹介。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」(リクルートの社訓)
「変化はコントロールできない。できるのはその先頭に立つ事だけである」(ピーター・ドラッカー)
「未来を『予測』する最良の方法は、それを『発明』することである」(アラン・ケイ)
ひとつところで同じ仕事をずっとやっていると、どうしても変化に鈍感になってしまう。そういう人たちにどのように変化への対応の重要性を理解してもらうか、試行錯誤中。
今頃になって気付いたのだが
キャリアコンサルタント全国大会の午後の分科会は有料で、その料金の振込をすっかり忘れていたことに今日気付いた。朝早く起きて「社会経済情勢から見たキャリア・コンサルティング」だの「カウンセリング・マインドとは」なんて講演会だけ聞いて帰ってくるのはあまりにあんまりだと思い、明日は参加中止。とほほ。
女性と仕事の未来館イベント「女性のキャリア開発とアサーティブネス」
1/27(金)13:30〜16:45 定員250名
今注目の「アサーティブネス」は「女性のキャリア開発」にどのように有効なのか。イギリスのアサーティブネスの第一人者アン・ディクソンの講演と、パネリストたちの話題提供で考えます。
自己効力感の低い方が多いと思われる日本では、アサーティブネスという考え方はとても助けになると思う。もっと広まるといいのに。